CASE STUDY
『地元の伝統文化である
「夜神楽」の継承と
保存を
するための寄付』

高千穂の夜神楽——
それは、
千年を超えて受け継がれる、
神と人の物語。
秋の実りに感謝し、
神々に祈りを捧げるこの舞は、
地域の誇りとして
育まれてきました。
しかし今、
その火は静かに
消えようとしています。
後継者不足、高齢化、
そして時代の変化の中で、
このかけがえのない文化は、
岐路に立たされています。


直面している問題
高千穂の夜神楽は、宮崎県高千穂町に古くから伝わる、神話と祈りを現代に伝える特別な神事です。夜神楽は、天照大神の天岩戸神話を起源とし、アマテラスの神話を舞や音で表現し、日本の精神文化や地域に根差した信仰文化を今に伝えています。国の重要無形民俗文化財にも指定されており、世界的に見ても、こうした夜通し行われる民間神楽は極めて貴重なものとなっています。しかしながら、近年では、夜神楽の担い手の高齢化や若者の流出による後継者不足などから、その存続が危ぶまれています。
現在の活動内容
「高千穂の夜神楽」の保存と継承を目的として、2017年に設立された夜神楽伝承協議会が設立されました。
協議会においては、
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●後継者の育成
子どもたちを対象とした「こども伝承者の集い」を開催し、神楽の技術や精神を次世代に伝えています。
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●神楽の質の向上と継承
高千穂の各集落ごとの31の「神楽保存会」と協力し、舞手、笛や太鼓の奏者が定期的に集まり、技術の向上を目指して稽古を行っています。
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●地域外での神楽の開催の支援
2021年12月には東京都の国立能楽堂で「高千穂の夜神楽」の公演を開催するなど、地域外での神楽の開催の支援を行っています。
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●情報発信と普及活動
会報の発行やホームページの更新を通じて、神楽の魅力や活動内容を広く発信し、「高千穂の夜神楽」の保存と継承を目的とした多岐にわたる活動を行っています。




皆さまからのご支援・
ご寄付を必要としています。
ご寄付先
夜神楽伝承協議会
ご寄付の使い方
- ○後継者の育成
- ○神楽の質の向上と継承
- ○地域外での神楽の開催の支援
- ○情報発信と普及活動
文化を
未来へ